自閉症児とインクレミンシロップ

9月に入りましたがまだまだ暑い日が続きますね。我が家ではまだまだそうめんが活躍しそうです。ところで、インクレミンシロップというものをご存知でしょうか。これは鉄剤のシロップなのですが、この間自閉症の息子の定期受診に行った際に採血をしたところ、鉄不足を指摘されたため処方されました。

私も看護師を始めて何年も経ちますが、薬は種類も多く、錠剤、粉、シロップなど同じ効果を発揮するものでも様々です。このインクレミンシロップ、独特の香りと味があり、少し舐めただけでも味が残りお水が欲しくなります。

そもそもなぜインクレミンシロップが処方されたのかというと、息子の偏食が理由にあげられます。うちの子に限らず子供の好き嫌いはよくありそうなものですが、自閉症の我が子はその傾向が極端で、主な食事はふりかけご飯とレタス。チャーハンやカレーなどにすると比較的食べることはできるのですが、リンゴジュースやゼリー、プリンなど甘いお菓子などは食べようとしません。

さて、処方された薬をどうやって飲ませようか。試しにそのまま舐めさせたところ案の定吐き出されました。ネットで調べたところジュースやジャムに混ぜると多少は飲みやすくなるとのことでしたが、うちの子そもそもジュースもジャムも飲まない、食べないので、これは困ったぞ(^◇^;)

ということで、我が家でも早速いろいろ試してみました。

①焼き肉のタレに混ぜてパンに塗る これは味をごまかすのはなかなかよかったと思うのですが、インクレミンの独特の味やにおいを軽減するためには焼き肉のタレの量が多くなってしまうため、飲みきることが大変のため断念

②マヨネーズに混ぜて焼き海苔で包む うちの子供の大好物は焼き海苔。どんなに機嫌がわるくとものりを食べているときはおとなしくなります。そのため焼き海苔に混ぜるというのはなかなあいい手段であったのですが、徐々に味に飽きてしまったのか、違和感を覚えたのか、何もつけていないのりしか食べなくなってしまいました。

③水に薄めて飲ませてみる これは古い水道の水のような味で、大人でも飲めなくはない味だったのですが、やはり数回で飲まなくなってしまいました。

結果、主治医に相談しインクレミンは飲めないので粉の薬に変更してもらいました。粉薬の方が直接味があるため嫌そうなものですが、うちの子供にとっては「薬」とわかった方が飲みやすかったのか、意外にすんなりと飲んでくれました。皆さんも無理せずにお医者さんと相談してください。

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